18.11.17 333日目 イタリア ヴェネツィア→ウクライナ キエフ
8月26日にトマト祭りに行くために、トルコからスペインに入った。
ヨーロッパビザに当たるシェンゲン協定は3ヶ月。
イギリスはシェンゲン協定外だから、ロンドンにいた数日を引いても、あと2週間も残りが無い。

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ヨーロッパビザに当たるシェンゲン協定は3ヶ月。
イギリスはシェンゲン協定外だから、ロンドンにいた数日を引いても、あと2週間も残りが無い。
イタリア周辺国を調べても特に今は行きたい国が無かった。
似たような場所が多かったし、残り日数も気になる。
そしてなにより、今は気が向かなかった。
この辺は物価が高い。今は調べる時間と整理する時間。体制を立て直す時間が欲しかった。
周辺国の物価と、ルートを探した結果、ウクライナに飛ぶのが一番いい気がした。
ヨーロッパに来て約3ヶ月。早かったような長かったような。
ヨーロッパの地図に回ってきたルートを入れてみたら、ほとんど全然回れてない気もした。
ひとまず、これでこの後3ヶ月間はヨーロッパには帰ってこられない。
その予定も無いけど。
続きはまた今度。
ヴェネツィアで2泊した宿。
ホテルの1室を4人部屋にしている場所だった。
良いことは何も無かった。全て不便。
ホテルでキッチンが無いから、朝夜は毎食パンとハムを食べた。
ホテルでキッチンが無いから、朝夜は毎食パンとハムを食べた。
荷物をまとめて出発。
歩いて駅前のバス停へ向かう。
イタリアで唯一心残りがあった。
パスタを食べてみたかった。
ピザを食べても特別日本と変わらないから、パスタも同じかもしれないけど。
みんなイタリアの方が美味しいっていうから俺が馬鹿なだけかもしれないけど。
不味くても良かった。イタリアでパスタを食べたということだけがしたかった。
空港に行かなきゃいけない時間までまだ1時間ほどあったので、バス停の近くのレストランに入ってみる。
地元のおじちゃん達がたむろしているような店内だった。
店員さんは中国人でキッチンはイタリア人だった。
店員さんオススメのシーフードのパスタを頼んだ。
7ユーロ。910円。
美味しかったけど、日本のそれと特に変わらず。
やっぱ生麺とか、観光地でもいいから高いとこ行けば良かった。
路線バスに乗って40分で、ヴェネツィア空港へ。
ウクライナ国際航空の直行便。
荷物代金を別で付けて、合わせて19000円。
前回ウクライナ航空使った時は荷物代込みだったのに、今回は別だった。
込みだと思ってウクライナ行こうと決めたのに高くついた...。
このあいだと何が違うんだろうか...。
ウクライナの首都キエフまでは2時間半。
キエフに着いたのは18時だった。
分かってはいたけどめちゃくちゃ寒い。
毎日最高気温0度、最低気温-3度らしい。
毎日最高気温0度、最低気温-3度らしい。
空港のATMで現地通貨を下ろす。
キエフ空港から市内へはシャトルバスに乗る。
市内中心まで40分で100フリヴニャ、400円。
空港に着いた時から雰囲気がEUとはガラッと変わった。
言葉と顔つきはロシア系になって、客引きも多いし、しつこい。
そんなことは無いのだろうけど、雰囲気が冷たい。
中央アジアとか、コーカサスとかバルトとかに似ているようで、また少し違うような。
現地通貨を下ろして、レートを頭に入れて、文字はキリル文字だから久しぶりに読めなくなって、わかりやすい看板は無くなった。
久しぶりの感じだった。
終点のキエフ中央駅で降りて地下鉄に乗り換える。
予約した宿までは3kmだったから、歩けなくはないけど、あまりに寒いのと、夜だったので地下鉄を使った。
地下鉄は片道8フリヴニャ、32円。安い、ありがたい。
地下鉄は、中央アジア、コーカサスの地下鉄とまったく一緒。旧ソ連時代の地下鉄。
核シェルター兼用なので、めちゃくちゃホームは深く、エスカレーターも速く、ホームは豪華だった。
そして駅名が読めない。
途中で乗り換えて宿の近くで降りる。
宿がある場所に向かうと、マンションだった。
マンションかもなとは予約サイトの写真から思ってはいた。
ただ着くと、看板も無いし、それっぽい場所も無い...。
建物の周りを歩き回っても、上の階を見上げてもそれらしき物は無い...。
マンションの横にあるバーに入って、宿を知らないか聞くと、店員さんが案内してくれた。
この扉が宿の入り口だと教えてくれた。
ただその扉はロックされているし、呼び鈴も無い...。
何度もノックして、声をかけるが反応も無い。出入りする人もいない。
再びバーに戻って、電話番号を知らないか聞くが分からないという...。
予約サイトを確認するが、電話番号も無ければメールアドレスも無い。
宿に連絡のしようが無い...。
再び扉の前で、ノックしたり声を出すが反応が無い...。
正直本当にここが予約した宿なのかも分からない。
このまま出入りする人が来るのを待ち続けるしか無い...。
この時点で21時過ぎ...。そして寒すぎた...。
これ以上は危険だと思い、再びバーに行き、ビール1本頼んで、Wi-Fiを借りて新しい宿を急遽探す。
ここの宿は2泊予約していたので、今夜だけ別で1泊して、また明日の日中に来ることにした。
新しい宿を探すが、キエフはマンションタイプばかり。
同じ失敗が続くのだけは困る...。
できるだけ中心地で探し、口コミに、入るのに毎回ベルを鳴らす必要ありと書かれた宿を予約する。これなら迷うリスクは低そう。
再び地下鉄に乗り向かう。
新しい宿もマンションだったが、入り口でタバコを吸ってる宿泊客がいてすぐに分かった。
助かった。なんとかなった。この時点で23時だった。
完全に平和ボケしていた。こういう事が3ヶ月ぶりだった。
マンションなのは分かっていた。こういう事態は予測出来たのに、完全に思いつかなかった。
トルコまでの予約はせずに複数宿を調べておく方法も事前に出来たはずだった。
平和ボケだった。俺は忘れてしまっていた。
荷物を置いて、近くの商店で買い物。
ポーランド以来の冷凍餃子というか饅頭みたいなのを買ってきて夕食。
美味しかった。
深夜2時、就寝。

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