18.12.6 352日目 イスラエル エルサレム
昨日エルサレムに着いてから夕方に寝てしまったからなのか、久しぶりにお酒も呑まずにシラフで寝たからなのか分からないけど、まったく眠くなかった。
いくら寝ようとしても寝られず、途中から諦めてイエス・キリストの映画を朝まで見ていた。
結局一睡も出来ず。こんなことは初めてだった。しんどい。
昨夜、エルサレムの他の宿に泊まっている人と連絡を取っていた。
一緒に死海に行こうなんて話していたけど、やっぱり今日は雨予報だからやめようなんて話しをした。
エルサレムの岩のドーム、嘆きの壁は早朝は人が少ないから、明日は早朝から行くと言っていた。
俺も早朝から行くつもりだったから、行く時間だけ聞いて、会えたらいいですねぐらいで話した。
寝れなかったので6時過ぎから、袋麺で朝食にして、支度して7時前に宿を出る。
宿の目の前にある、ダマスカス門から旧市街に入る。
いくつかの門の中で1番有名な門。
城内は細い通路が迷路のように入り組んでる。
まだほとんどのお店は閉まっている。
最初に南東のエリアに向かって、ユダヤ教の聖地、嘆きの壁へ。
ダマスカス門から歩いて20分ぐらい。
壁の前の広場に入る前に荷物検査がある。
実際に来て、見てみたかった場所。
教科書でも写真でも何度も何度も見た場所。
2000年以上の長い話し。
写真で見るより大きな壁だった。
朝7時なのに、もうたくさんの人がお祈りをしていた。
ユダヤ教正統派と呼ばれる人たち。
壁の前は男女で完全に分けられている。
女の人の方が狭い。
人も少なかったので、壁の前まで行けた。
実際に触らせてもらった。
壁の前の広場とその後ろの広場は一段段差があって、後ろからも中がよく見える。
イスラム教の聖地、岩のドームは、ちょうど壁の裏手にある。
岩のドームへ向かう。
地図を見ながら岩のドームに繋がる通路に向かうが、どの入り口もイスラエル兵が警備していて、ムスリムの人しか入れないと言う。
敷地には入れると思っていた。
曜日なのか、行事なのか分からないけど、どの入り口に行ってもダメだと言われる。
入り方が分からない。入れないのかもしれない。
よく分からないので嘆きの壁に戻る。
壁の前の広場で昨夜から話していた人に遭遇する。
トルコのギョレメで知り合って、4ヶ月ぶりぐらいに会った。
その人がエジプトで知り合ったという人も一緒だった。
二人も岩のドームの入り方が分からず、人から教えてもらってここに来たらしい。
岩のドームに観光客が入れるゲートは一カ所だけで、嘆きの壁の右側からのみで、時間指定で午前と午後の数時間づつだけ中に入れるとのことだった。
朝早かったのもあって、あまり並んでいなかった。
また別の荷物検査を通って中へ。
嘆きの壁の横を通るスロープで壁を越える。
イスラム教の、メッカ、預言者のモスクに次ぐ第三の聖地、岩のドーム。
ムハンマドが昇天したと言われる場所。
ドーム内には入れない、外からだけ。
この時点で晴れてきた。
死海に行くだけ行ってみるかみたいな話しになる。
出来れば俺は、死海の沿岸の崖の上にあるユダヤ教の遺跡、マサダにも行きたかったが二人は死海だけでいいらしい。
後日、一人で死海に行くのもしんどい。
一人だと荷物とか困るし。
ひとまず死海に一緒に行かせてもらって、時間があれば帰りにマサダに一人で寄ることにした。
1度宿に戻り、水着とかの荷物を取って、トラムの駅で待ち合わせる。
トラムで昨日のバスターミナルへ向かう。
死海へは路線バスで向かう。
30分ぐらい待つとバスが来た。
片道2時間ぐらいで37.5シュケル、1130円。
エルサレムを出て、1時間ぐらいで死海沿岸へ出る。
そこから死海沿いをバスは走る。
お昼過ぎに到着。
エルサレムは標高が800mあり、ここは-200m。1000mも差があるからなのか、エルサレムよりずっと暖かい。風は強いけど春みたいな感じ。
死海沿岸で無料で開放されているビーチはここだけらしい。
死海ってもっと殺伐とした、荒廃したような場所だと思っていたら、めちゃくちゃリゾート地でホテルやショッピングモールが立ち並ぶ。
お店に入ってみるが、恐ろしく高いリゾート価格。
缶ビールが1本400円ぐらいする。
ビーチ沿いは整備されていて、無料のトイレも、脱衣所も、シャワーもあるし、Wi-Fiも飛んでいる。
死海の対岸がヨルダン。
ヨルダン側はそういうのが無いらしく、アクセスも難しいらしいのでイスラエルで来た。
対岸にヨルダンが見える。
めちゃくちゃ細長い海。湖みたい。
見る限りは凄い綺麗な海。
よさげな場所で荷物を下ろす。
見た目は綺麗だけど、波が打ちつけられられた場所は、塩の塊。
試しに舐めてみると、塩っぱいをめちゃくちゃ通り越して苦い。
苦いというか、ドンと重い感じが広がる...。初めての味...。
水着に着替える。水着になると肌寒い。
代わりばんこに入る。
足下は塩の塊だらけで、歩くのも大変。
少し沖まで歩いて行って、浮いてみる。
めちゃくちゃ浮く。想像していた何倍も浮く。
本当に何もしなくても体が浮く。凄い。
写真撮ってもらった。
傷口だけでなく、体中が少しづつ滲みる。
ジワジワ痛い。
顔もつけられないので、5分入るのが限界。
小一時間ふざけて、シャワーを浴びる。
凄い面白かった。
小学生の時の夏休みの自由研究が、水に塩を溶かして、どれぐらいで卵が浮くかというやつで。
その時に死海を知ってから、16年ぐらいたった。
死海がここにあるのも日本を出てから思い出した。
来れて良かった。たぶん一生に一度の貴重な体験。
年々塩分濃度は上がっているらしく、そのうち入るのも危険な時がくるらしい。
再び路線バスで帰る。
30分ぐらい待つと、エルサレム行きが来た。
今日は夜エルサレムでユダヤ教のお祭りがあるらしい。
マサダに寄ると間に合わない。
正直、バスや死海からも崖や周辺の景色が見れたので、もう気が済んだ気がした。
帰り、バスはマサダ入り口のバス停に着いたときには、雲が出ていて景色が望めなかった。
寄るのをやめる。
そのまま2時間後、夕方エルサレムに到着。
エルサレムに着くと、まさかの土砂降り...。
濡れながらトラムに乗り換える。
これは今夜のお祭りも無理だった...。
二人と別れて、宿に戻る。
ひとまず死海に一人では無く、人と行けて良かった。
雨も降らなくて、寒くも無かったし。
それだけでも充分。
丸2日寝て無くて、夕飯食べて、風呂入ってすぐに寝た。

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いくら寝ようとしても寝られず、途中から諦めてイエス・キリストの映画を朝まで見ていた。
結局一睡も出来ず。こんなことは初めてだった。しんどい。
昨夜、エルサレムの他の宿に泊まっている人と連絡を取っていた。
一緒に死海に行こうなんて話していたけど、やっぱり今日は雨予報だからやめようなんて話しをした。
エルサレムの岩のドーム、嘆きの壁は早朝は人が少ないから、明日は早朝から行くと言っていた。
俺も早朝から行くつもりだったから、行く時間だけ聞いて、会えたらいいですねぐらいで話した。
寝れなかったので6時過ぎから、袋麺で朝食にして、支度して7時前に宿を出る。
宿の目の前にある、ダマスカス門から旧市街に入る。
いくつかの門の中で1番有名な門。
城内は細い通路が迷路のように入り組んでる。
まだほとんどのお店は閉まっている。
最初に南東のエリアに向かって、ユダヤ教の聖地、嘆きの壁へ。
ダマスカス門から歩いて20分ぐらい。
壁の前の広場に入る前に荷物検査がある。
実際に来て、見てみたかった場所。
教科書でも写真でも何度も何度も見た場所。
2000年以上の長い話し。
写真で見るより大きな壁だった。
朝7時なのに、もうたくさんの人がお祈りをしていた。
ユダヤ教正統派と呼ばれる人たち。
壁の前は男女で完全に分けられている。
女の人の方が狭い。
人も少なかったので、壁の前まで行けた。
実際に触らせてもらった。
壁の前の広場とその後ろの広場は一段段差があって、後ろからも中がよく見える。
イスラム教の聖地、岩のドームは、ちょうど壁の裏手にある。
岩のドームへ向かう。
地図を見ながら岩のドームに繋がる通路に向かうが、どの入り口もイスラエル兵が警備していて、ムスリムの人しか入れないと言う。
敷地には入れると思っていた。
曜日なのか、行事なのか分からないけど、どの入り口に行ってもダメだと言われる。
入り方が分からない。入れないのかもしれない。
よく分からないので嘆きの壁に戻る。
壁の前の広場で昨夜から話していた人に遭遇する。
トルコのギョレメで知り合って、4ヶ月ぶりぐらいに会った。
その人がエジプトで知り合ったという人も一緒だった。
二人も岩のドームの入り方が分からず、人から教えてもらってここに来たらしい。
岩のドームに観光客が入れるゲートは一カ所だけで、嘆きの壁の右側からのみで、時間指定で午前と午後の数時間づつだけ中に入れるとのことだった。
朝早かったのもあって、あまり並んでいなかった。
また別の荷物検査を通って中へ。
嘆きの壁の横を通るスロープで壁を越える。
イスラム教の、メッカ、預言者のモスクに次ぐ第三の聖地、岩のドーム。
ムハンマドが昇天したと言われる場所。
ドーム内には入れない、外からだけ。
この時点で晴れてきた。
死海に行くだけ行ってみるかみたいな話しになる。
出来れば俺は、死海の沿岸の崖の上にあるユダヤ教の遺跡、マサダにも行きたかったが二人は死海だけでいいらしい。
後日、一人で死海に行くのもしんどい。
一人だと荷物とか困るし。
ひとまず死海に一緒に行かせてもらって、時間があれば帰りにマサダに一人で寄ることにした。
1度宿に戻り、水着とかの荷物を取って、トラムの駅で待ち合わせる。
トラムで昨日のバスターミナルへ向かう。
死海へは路線バスで向かう。
30分ぐらい待つとバスが来た。
片道2時間ぐらいで37.5シュケル、1130円。
エルサレムを出て、1時間ぐらいで死海沿岸へ出る。
そこから死海沿いをバスは走る。
お昼過ぎに到着。
エルサレムは標高が800mあり、ここは-200m。1000mも差があるからなのか、エルサレムよりずっと暖かい。風は強いけど春みたいな感じ。
死海沿岸で無料で開放されているビーチはここだけらしい。
死海ってもっと殺伐とした、荒廃したような場所だと思っていたら、めちゃくちゃリゾート地でホテルやショッピングモールが立ち並ぶ。
お店に入ってみるが、恐ろしく高いリゾート価格。
缶ビールが1本400円ぐらいする。
ビーチ沿いは整備されていて、無料のトイレも、脱衣所も、シャワーもあるし、Wi-Fiも飛んでいる。
死海の対岸がヨルダン。
ヨルダン側はそういうのが無いらしく、アクセスも難しいらしいのでイスラエルで来た。
対岸にヨルダンが見える。
めちゃくちゃ細長い海。湖みたい。
見る限りは凄い綺麗な海。
よさげな場所で荷物を下ろす。
見た目は綺麗だけど、波が打ちつけられられた場所は、塩の塊。
試しに舐めてみると、塩っぱいをめちゃくちゃ通り越して苦い。
苦いというか、ドンと重い感じが広がる...。初めての味...。
水着に着替える。水着になると肌寒い。
代わりばんこに入る。
足下は塩の塊だらけで、歩くのも大変。
少し沖まで歩いて行って、浮いてみる。
めちゃくちゃ浮く。想像していた何倍も浮く。
本当に何もしなくても体が浮く。凄い。
写真撮ってもらった。
傷口だけでなく、体中が少しづつ滲みる。
ジワジワ痛い。
顔もつけられないので、5分入るのが限界。
小一時間ふざけて、シャワーを浴びる。
凄い面白かった。
小学生の時の夏休みの自由研究が、水に塩を溶かして、どれぐらいで卵が浮くかというやつで。
その時に死海を知ってから、16年ぐらいたった。
死海がここにあるのも日本を出てから思い出した。
来れて良かった。たぶん一生に一度の貴重な体験。
年々塩分濃度は上がっているらしく、そのうち入るのも危険な時がくるらしい。
再び路線バスで帰る。
30分ぐらい待つと、エルサレム行きが来た。
今日は夜エルサレムでユダヤ教のお祭りがあるらしい。
マサダに寄ると間に合わない。
正直、バスや死海からも崖や周辺の景色が見れたので、もう気が済んだ気がした。
帰り、バスはマサダ入り口のバス停に着いたときには、雲が出ていて景色が望めなかった。
寄るのをやめる。
そのまま2時間後、夕方エルサレムに到着。
エルサレムに着くと、まさかの土砂降り...。
濡れながらトラムに乗り換える。
これは今夜のお祭りも無理だった...。
二人と別れて、宿に戻る。
ひとまず死海に一人では無く、人と行けて良かった。
雨も降らなくて、寒くも無かったし。
それだけでも充分。
丸2日寝て無くて、夕飯食べて、風呂入ってすぐに寝た。

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