18.8.23-24 247~248日目 トルコ パムッカレ→イスタンブール

8月23日

1泊した宿。
シャワーの水圧がめちゃくちゃ弱かった。


荷物をまとめて、昨日の朝と同じ場所でご飯を食べる。
お店のおじさんとおばさんがとてもいい人達だった。


ご飯を食べて宿に戻り、バスの時間の夜までロビーにいさせてもらうとした。
宿までの道をフラフラ歩いていたら、道ばたのレストランに2日前に別れたトモくんがいた。
偶然。あんなにじゃあねって言ったのに二日で会ってしまった。

レンタカーを借りて回っているらしく、俺らはもうイスタンブールに行ったものだと思っていたらしい。
トモくんは友達と一緒にいて、このあと近くの街に行くと言うので、暇だし車に乗せてもらって連れてってもらうことにした。

近くの街。


ここにもお湯が出る池があって、たくさんの人で賑わっていた。


何をするわけでも無く、フラフラ街の商店街を歩いて。
俺は携帯の保護フィルムに穴が開いたので、新しいのを買った。

商店街の裏手にプールがあった。無料で入れる。
タカくんとトモくんは泳いでいた。


水着じゃないし、普通に服だし。チェックアウトしてるからこの後風呂も入れないし。
今夜このまま夜行バスだしってことで、プールサイドで眺めていたら、トルコ人のおじさんにお前も入れと強引に誘われ、断っていたが力強いし、そのまま結局プールに入れられた。
まぁ結果としては良かった。気持ちよかった。

プールにいたのはみんなトルコの人で、みんな優しかった。
男の子も女の子も、おじさん達も、色々話しかけてくれた。優しかった。


1時間ぐらい泳いで帰る。
トルコのあっちこっちで売っている焼きトウモロコシを買う。


再び車でスーパーに寄ったりしながら、パムッカレへ送ってもらう。
これで本当にトモくんとはお別れ。

宿に戻り着替えて、荷物を持ってバス停へ。
途中で夕食。


バスはパムッカレ発だと思っていたら、どうも違うみたいで、まずバンに乗って近くの街のバスターミナルへ行ってそこで乗り換えるらしい。
これは聞いてなかったし、これが分かるのに時間がかかった。

バンに乗ってバスターミナルへ。


ずっとアルメニアから夜行移動と観光の繰り返しの毎日だった。
ただ夜行バスも、これでしばらくお別れ。

アジアでひとまず最後の夜行バスだった。







8月24日

早朝、イスタンブール郊外の大きなバスターミナルに到着。


地下鉄に乗って目当ての宿に向かう。
地下鉄はイスタンブールカードというものを10リラ、200円で買って、そこからはチャージして乗る。
カードがあれば1回1.3リラ、25円。


途中でトラムに乗り換える。
トラムは0.92リラ、20円。


宿に向かう。
イスタンブールの宿は高い。
調べていた何軒かの宿を周り、少し高いけど1番まともな場所に泊まることにした。
今まで泊まってきた相部屋の中で1番巨大な部屋だった。
1部屋に30人以上が泊まっていた。


少し寝てイスタンブール観光へ。
日本を出るときから絶対に見たかった場所。来たかった街。
やっと着いた。


ブルーモスク。
スターウォーズのナブーの宮殿のモデル。
ずっと見てみたかった。改装中で残念だけど、ひとまず見ることが出来た。


モスクは長蛇の列で混んでいたので明日行くことにして、今日は先に遠くの場所に行ってみる。



イスタンブールといえば鯖サンドということで食べてみることにした。
カップルから安くて美味しいお店を聞いていたので、向かってみる。



鯖サンド。コーラも付いて9リラ、180円。
めちゃくちゃ美味しかった。
というか魚が久しぶりすぎた。焼き魚なんて日本以来だし、魚じたいずっと内陸国が続いていたので見ることすら無かった。
焼き鯖にレモン汁をかけてくれて。美味しかった。


海沿いへ。
イスタンブールといえばこの景色だった。



アジアとヨーロッパの境目。
ここまで来るのに8ヶ月もかかった。

日本を出るときからなんとなく思っていたルート。
モンゴルでロシアに行かず、決めたルート。
中国の西安から中央アジアを抜けて、シルクロード沿いにトルコのイスタンブールに抜けるルート。
やっと西の端に着いた。
ゴールな訳でもないし、だから何だって訳でもないけど。
ただ長かったなと思った。


橋の上ではたくさんの人が釣りをしていた。
小さな魚が釣れていた。




ボールを蹴ってペットボトルを3本倒すゲーム屋さん。賑わっていた。
しばらく見ていたけど、誰も成功しなかった。


橋の向こうに渡って、塔に向かう。
入場料も高かったので、下まで行って引き返した。





宿に戻る。
タカくんは、新しくしっかりしたテントを買いに行くと言って、ここで別れた。
先に一人で戻る。
変な話しだけど、一人で街を歩くことが久しぶりだった。


鯖サンドが美味しすぎたので再び同じお店で夕食。


夜、タカくんが安くて立派なテントを買って帰ってくる。

宿はモスクの近く。
夜のモスクを見に出かける。



フラフラ歩きつつ見ていたら、二人組の男の人に写真を撮ってくれと頼まれる。
彼らはドバイ出身でスペインに向かう途中、イスタンブールで長いトランジットがあるから少し観光に来たと言っていた。

立ち話をしていたら、近くで賑わっている場所があるから一緒に行かないかと言われる。近くだと。
まぁいいかとついて行ったら、彼らはタクシーを止めて乗ろうという。
近くじゃないのと聞くと、すぐだと言う。

着いた場所は繁華街だった。
彼らに雑居ビルの一室にある小さなクラブのようなお店に案内された。

完全に危ない空気しかしないので、やめとこうと言うが、大丈夫でしょ、少しだけ覗いていこうという話しになる。
怪しいお店だけど、他のお客さんもいるし、看板も出ている。

お店に入りテーブルに座って、ビールを1本だけ頼んだ。値段も普通だった。
ただ、お店の女の子数人がテーブルに座ってきて、頼んでいないお菓子とフルーツがテーブルに並んだ。
俺ら金無いよと言っても、分かったと。

これは完全にアレだと思い、5分もせず出ようという話しをする。
タカくんは問題無いでしょという判断だった。
ひとまずビール1本だけ精算して、先に俺だけ出て、外で待ってると話す。
入り口にいるから何かあったら来てくれと。

受付に行って、ビール1本精算しようとしたら1000リラ、2万円だと言われる...。
完全にそれだった。

タカくんに話し、二人で受付に行く。
男二人は割り勘なって言って、自分達の分を払って出て行った。
グルだろうから払ってないだろうけど。

ここで奥から強面のおじさんが出てきた。
ただのぼったくりバーだ。
メニューにはちゃんとオプション料金が書いてあると。

ここからは言い合いだった。
ただ単純に危なかった。

財布の中は多少のトルコリラしか入っていなかった。
ただ、たまたまタイミング悪く、ATMか両替に行こうと思っていたので、キャッシュカードと米ドルが入った別の財布が鞄に入っていた。
これを持ち歩くこと自体がまれだった。

財布を出してお金を持っていないと言うと、鞄の中を見せろという。
拒否するが、突き飛ばしてくる。
他のスタッフにも囲まれている。

結局米ドルを半分ほどを取られた。
薄暗く、正確にはいくら持っていかれたか分からないが、最終的に70ドルをもらうぞと米ドルを見せられた。それと二人のトルコリラ。
何度も反論し、何度も無理だと言うが、結局は押し合いと言い合いになり、これ以上は危険だと思い、諦めて外に出る。

外に出てすぐに鞄を確認すると200ドル近くが無くなっていた。
いくら元があったか定かでは無い記憶での確認だから、正確には分からないけど。
ただ、たぶん70ドルは嘘で、どこかのタイミングで抜かれていた。

二人でそのままダメ元で警察に向かってみる。
ただ、警察は英語が通じず、英語が話せる警官に電話してくれたがラチがあかなかった...。

諦めて帰る。
俺らが悪い。典型的だった。単純に注意力が無かった。
普通に考えれば分かるのに。
まぁ、久しぶりだなと。優しくされてばかりで鈍っていた。
こんなこともあるし、体験談だし、勉強代だなと、笑ってすまそうと。
ひとまず無傷で帰れて良かったと。危なすぎる。


地下鉄で宿に戻り、宿でスタッフさんに話すと
「なんでそんなのについて行ったんだ...」と苦笑いされる...。
ごもっともだった。

ただ彼は、少し考えて
「可能性は薄いけど、モスクの前にツーリストポリスがあるから行ってみたら?」
と場所を教えてくれた。

この時点で深夜0時。
ダメ元で行ってみることにした。

ツーリストポリスで事情を話すと、分かった、お店に行ってみようと言ってくれた。
今パトカー呼ぶからちょっと待ってろと。
この警官の人がめちゃくちゃいい人だった。

パトカーを待っている間、この人が自分で作ったかっこいい警察PRビデオを見せてくれたり、俺たちのここまでのルートの話をした。
インスタをやってないかと言われ、交換した。
俺らのインスタの写真を見ながらパトカーを待った。

30分ぐらいしたらパトカーが来て、イスタンブールで1番パトカーの運転が速い、クレイジードライバーだと紹介された警察官と4人でお店に向かう。
場所はうろ覚えだったけど、なんとなくの場所は覚えていた。

パトカーはサイレンを回して、嘘だろってぐらいもうスピードでトラムの線路の上を爆走した。
警察官達は笑っていた。

店に着くと、閉店作業中だった。
警察官達は店員に話しを聞いてくれた。

結果、200ドル無くなっていると話したが、店側がこれだけもらっていくぞと言われた70ドルとトルコリラは返金してもらった。
警官の人達も店に詰め寄ってくれた。

最後、店側に握手を求められたがそれは拒否した。
結局たぶん100ドルぐらいは取られたと思う。確かな金額は分からないけど。

ただこれは仕方ない。証拠も無い。
多少返ってきただけでもありがたい。

再びパトカーで爆走して戻る。

二人の警察官の方にお礼を言って宿に帰った。
ただただ申し訳ない...。ありがたい....。

宿に戻ると4時だった。
馬鹿すぎた...。この先もうちょっと気を引き締めないと...。
長い1日だった。






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