18.7.9 202日目 ウズベキスタン サマルカンド→ヌクス

サマルカンドから夜行列車でヌクスへ移動する日。
9時に起きて、朝食を食べる。


まだパン生活でも大丈夫。まだまだここからだけど。



昨日両替をしたかったが、道中で聞いたバザールや、露店やレストラン、ホテルなどはどこもレートが悪すぎるか、100ドルを替えられるだけのスムが無いと断られたので銀行に向かう。
宿から歩いて30分ぐらいの銀行へ。


レートは1ドル7770スムと、タシケントやブハラの7800よりは悪いけど無事に替えられた。
また大量のスムの札束になる。
銀行の窓口は混雑していて、現地の人も大量の札束をみんな持っていた。

再び宿に戻る。
今日は昨日よりも暑い。日陰でジッとしていても汗だくになる。

列車の発車は20時近く。午後は宿に居させてもらって、タカくんと二人でこの先の情報収集をする。
明日のヌクスの宿や行き方、翌日のアラル海までの行き方。
ヌクスからその先の、カザフスタンのカスピ海沿岸の街、アクタウへの行き方。
アクタウの宿、移動手段、さらにその先のカスピ海の渡り方を調べる。
情報が少ないし、よく分からない事が多いけど、ひとまずこの先1週間の情報は集められた。
二人でやると本当に早いし、相談出来るので悩まなくてすむ。

出発前に袋麺を食べて、荷造りして、18時に駅に向けて出発。


2泊した宿。
Wi-Fi遅いし、エアコンも何も無いから1日中暑いし、観光地価格だし、ハエも蚊も多かった。



駅までのバスに乗る前に、2日間通ったシャロマ屋さんで、シャロマをテイクアウトする。
来た時も乗った3番の路線バスでサマルカンド駅へ。



列車の発車は1948分だった。
19時に駅に着いて待っていたが、時間になっても列車が来ない。

駅員さんに聞くと、どうも1時間遅れらしい。
チケットは持っていたが、始発駅がどこなのか、終点がどこなのかは分からなかった。
電光掲示板のロシア語を何度も見てなんとなく分かったのは、カザフスタンのアルマトイ発で、目的地のヌクスが終点らしかった。
アルマトイ発の国際列車なら1時間遅れでも仕方ない。国境あるし。

列車内で食べようと買ったシャロマを食べながら待つ。


13000スム。190円。シャロマは本当に美味しい。冷めても美味しい。

待っている間、駅に列車が着く度に何人もの駅員さんが俺たちに「これじゃないよ!!まだ待ってて!!」と教えてくれる。

何本か見送った後に、駅員さんがそろそろだからホームに行きなと教えてくれた。
結局列車は1時間半遅れで来た。

取ったのは3等寝台の指定席。
自分たちのベッドに行くと、人はいないが荷物がある。
サマルカンド駅ではしばらく停車するみたいで乗ってきた乗客はほとんどホームに買い物や気晴らしに降りていた。
おそらく俺たちのベッドにいた人も今はホームにいる。

俺たちのベッドは下段だった。
中国も中央アジアも、下段ベッドは上段の人も座っていい場所。
ひとまず帰って来るのを待つ。
俺たちのベッドに置かれていた物はベビー用品で、どうも赤ちゃんがいる家族っぽかった。

発車時間になって、みんな戻ってきた。
男の人と、赤ちゃんを連れた親子と、若い女の人。
言葉が通じないのでどういう状況なのかは分からない。

男の人がチケットを見せてと言うので、見せると俺たちのチケットを持ってどこかに行ってしまった。
追いかけて、チケット返してと言うが、返してくれない。
誰か分からないこの人が俺たちのチケットをどこかに持っていく意味が分からなくて、口論の末、返してもらう。

ただ、その後のその人の動きで分かったのは、その人は車掌だった。
半ズボンのジーパンとランニングシャツ着ていたから乗客だと思った
タカくんの、カザフスタンの夜行も車掌が途中から私服だったという話しで分かった。

制服着ろよ。私服の人にいきなりチケット取られたら追いかけるよ
私服の車掌さんに謝って、握手して、車掌さんは俺たちのベッドを使っていた方達にどくように言ってくれた。

列車に乗って30分ぐらいの出来事。
列車内は暗く、空調も無く暑く、人も多く、色々難しい。

ベッドも空いて、空いている荷物置き場にどうにかバックパックをつめた。
外国人が珍しいのか、凄い見られるし、「ヤポーニャ」と小さい声があっちこっちから聞こえる。

列車内はとにかく暑かった。
窓の外は、列車から外を見ているのに、天の川が見えるほどの満天の星空だった。
0時半、やっと涼しくなってきたところで就寝。



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