18.6.30 193日目 ウズベキスタン タシケント
朝5時半に起きる。

にほんブログ村

にほんブログ村
ほとんど寝られなかった。
起きると外は荒野だった。
6時過ぎ、カザフスタンとウズベキスタンの国境に到着。
カザフスタンサイドが開くのを車内で少し待ってイミグレへ。
今回は荷物を全て持って行く。
他の人はけっこう時間がかかっていたが、俺はすぐだった。
パスポートの写真より今は髪が短いので、これホントにお前かよ~と笑われ、合掌のポーズでアリガトウと言われて終わった。
毎回カザフスタン国境の審査官は本当に優しい。
外に出てバスの乗客のおじさんと会話しながら全員が終わるのを待つ。
おじさん曰く、この辺の地元民の方は出入国に毎回時間がかかるらしい。
みんな出入国回数が多いし、各国他民族国家だし、各国関係もあるから的な話しをされた。
ウズベキスタンも最近までは日本人はビザが必要だった。
今年の2月から要らなくなった。
俺もキルギスに来るまで必要だと思っていた。
全員終わり、再びバスに乗りウズベキスタンサイドへ。
ウズベキスタンサイドに着くと、凄い人の数だった。
乗用車も多く止まっている。
徒歩で渡る場所は凄い数の人だった。
そして全員が大量の荷物を持っている。
たくさんの液晶テレビを荷車で運んで通過しようとしている人。
冷蔵庫を背負って通過しようとしている人。
大量のビールを持っている人。
カザフスタンで買い付けて、ウズベキスタンに持ち込む人達だった。
バスを降りて全ての荷物を持って、車通過の人の専用のゲートへ向かう。
ただ全ての窓口は人だかりで混乱していた。
我先にスタンプを押してもらおうと、窓口に全員がパスポートを突き出す。
列も何も無かった。
それを係員が大声でまとめようとしている。
バスから降りた人は建物に入ることも出来ず、入場規制で係員に入り口で待つように言われる。
待つ人達からも大声で文句があがる。
待つしか無かった。
カザフスタン側で立ち話しをしたおじさんに、「日本じゃこんなの無いだろ?」と聞かれたので、「無い…。」としか言えなかった。
小一時間待って、混乱もだいぶ収まり、俺たちの番に。中に入って並ぶ。
入国自体はスタンプをもらっただけだった。
事前情報で、持ち込みの外貨と電子機器をしっかり申告しなければならないと聞いていたが、何も無かったので不安になり係員に聞く。
手持ちの外貨を聞かれたので答えると、そんだけならいいやと言われる。
すごい混雑していて、混沌とした国境だった。
大量の荷物通過で、ゴミが凄かった。
ここから時差は-1時間。毎回なんか得した気持ちになる。
今までで1番日本との時差が開く。当然人生で最西端。
ウズベキスタンは世界で2ヶ国しかない2重内陸国。
海に出るのに2ヶ国通らないと出られない。
再びバスに乗り、タシケント市内へ。
国境から首都のタシケントはすぐだった。
国境から1時間ほどで、タシケント郊外にあるバスターミナルへ。
中心部に着くみたいな情報もあったけど、残念ながら郊外のバスターミナルだった。
大量のタクシーの客引きから逃げて、地下鉄乗り場へ。
目当ての宿は市内中心部なので、ここからは距離がある。
文字も読めないし、駅の名前の発音も難しいし、仕方がないので、路線図を出して行きたい駅の場所をチケット売り場の人に見せたが、「ここはその駅じゃ無い。」と言われる。
それは分かっていて、ここに行きたいんだけどと思っていたら、切符代はどこまででも一律だった。申し訳ない。
どこまで乗っても1200スム。17円。安い。
ただホームに行っても文字が読めないので、路線図を見せて、教えてもらいながら乗る。
何個目の駅か数えながら電車に乗るのも怖かった。
車内でも隣の方に聞いて、途中の駅で乗り換えて市内中心部のタシケント駅へ。
タシケント地下鉄はどこの駅も凄い綺麗。博物館みたい。
しかも駅ごとに内装が全然違い、通り過ぎる駅も全部綺麗。
中央アジアにある地下鉄は、こことアルマトイだけ。両方乗れた。
タシケント駅で降りて、宿に歩いて向かう。駅からは歩いて2kmぐらい。
目当ての宿は2ヶ所あった。ただ1番泊まりたい宿は予約サイトが昨日見たら満室表示だった。
ただまだ朝の9時だし、2ヶ所はそこまで離れていないのでダメ元で向かう。
暑すぎて汗だくになったし、お腹すいたので途中のお店でご飯。
ウインナー揚げパン×2と、グラタンパン。
5400スム、75円。
中身が分からない中、店員さんにオススメされて買ったグラタンパンがめちゃくちゃ美味しかった。
ただ揚げパンは今後1個以上は買わない。揚げ物が最近キツい。
なんだかんだ30分ぐらい歩いて宿へ。
ただやはり満室だった。共有スペースで雑魚寝なら空いていると言われたが断った。
700m離れた2軒目の宿へ。
タシケントはこの2軒以外の宿は高いし、中心地から離れている。
しかも2軒目の宿は手持ちの地図に表示が無かったので、不安。
無かったら最悪だなと思いながら向かったら、あった。
空きもあった。良かった。
1泊14人部屋で朝食付きで7ドル。ウズベキスタン、宿がちょっと高い。
米ドルも使えるというので、米ドルで払おうとしたら、ピン札以外はダメだと言われる。
ウズベキスタンではピン札以外の米ドルは使えないらしい。
なんとか手持ちにピン札があったので払えた。
荷物を置いて、風呂入って、バスで全然寝られなかったので少し寝る。
夕方起きて、少し早めに袋麺で夕食。
ウズベキスタンの宿もキッチンがあってありがたい。
夕食後に日記を書いていたら、同室に日本人の方がいることを知り、夜はその方と一緒にビールを呑んだ。
俺とこの方はキルギスのビシュケクで会っていた。
どこかで見た人だなと思っていたら、ビシュケクでサッカー観戦したスポーツバーの喫煙所で、立ち話しをした方だった。
その方は今から8年前に世界一周をして、その後海外で働き、日本の貿易会社に転職後、今は独立して輸入業の会社を立ち上げたという方だった。
キルギスに3週間現地視察に来て、明日日本に帰るためにタシケントに来たらしい。
面白い話しをたくさんしてもらった。世界一周のこと、今のお仕事のこと。
明日俺はタシケント観光に行こうと思っていたが、その方が明日はバザールにドライフルーツを見に行くというので、せっかくなので連れていって欲しいとお願いした。
深夜2時まで呑み続けて就寝。

にほんブログ村

にほんブログ村
コメント
コメントを投稿