18.6.7 170日目 モンゴル ザミンウード→中国 呼和浩特

昨夜2時過ぎに拓朗とベッドを交換した後すぐに寝て、起きるまでグッスリだった。
起きたら6時半ぐらいだった。

7時過ぎ、モンゴル国境の街、ザミンウードに到着。


列車内で仲良くなったモンゴル人親子に中国側まで一緒に連れてってもらう。
トラブルの多い悪名高い国境。俺ら二人ではボラれる。超ありがたい。
娘さんが言うには、今の時間は白タクと交渉しても高いので1時間ぐらい待つとのこと。

その1時間で拓朗と近くの商店に行き、残りのトゥグルグを使いきる。
俺は煙草とトイレットペーパーを買った。拓朗はジュースと水を。
それでも余る拓朗のトゥグルグを中国元と交換して買えるだけ煙草を買った。

1時間たって、モンゴル側ボーダーまで車で行く。
娘さんが交渉してくれてて、11000トゥグルグ。50円。
運転手は、は?外国人かよ?みたいな顔してたけど、娘さんが私の友達だからと交渉してくれた。


モンゴル側国境手前で車を乗り換える。

ここから、国境を渡り中国側の二連浩特まで一人20元、340円らしい。
外人だけだと、途中で追加請求されたり、途中で置いて行かれたりするトラブルが多いが、車内は俺ら以外は全員モンゴル人。安心。

国境手前では乗り合いの白タクとバスが渋滞していた。1時間ぐらい待つ。



1時間待つ間、俺ら以外のモンゴル人5人はずっと中国人の悪口を言っていた。
モンゴル人はみんな嫌いらしい。
言っている悪口も、まぁそうだよねって内容ばかりだった。

待っている間、親子から食べ物をもらった。
焼いた生地の中に、肉の餡が入っている。


凄い美味しかった。全然臭くも無いし。
あなたたち何も食べてなくてお腹空いてるでしょ?って。
中国人はこんなことしないわ、と笑っていた。
昨夜からもらってばっか。


1時間後、モンゴル側国境へ。
国境通り過ぎるのに、11000トゥグルグのチケットを買うらしい。
そのことを知らなくて俺らトゥグルグ使い切ってしまったと言うと、娘さんが出してくれた
凄い並んで、やっと順番が来ると、審査官から外国人は5000トゥグルグ、250円だと言われる

娘さんはすぐに俺らのパスポートを持って5000トゥグルグのチケットを買いに行ってくれた。
凄いありがたかった。
拓朗と話して、二連浩特までの白タク代は俺らに出させてくれと娘さんに伝えた。

出国はすぐに終わった。
また車に乗り、中国側国境へ。

中国側も凄い並んだけど、特に問題無く入国。
ここにスタンプ押してと言ったら、対応してくれた。

陸路国境は何度やっても慣れない。緊張感がある。
たかが数百メートルなのに。中国側のほうがめちゃくちゃ綺麗だし立派。

無事入国。親子と4人で写真撮ってもらった。
久しぶりに国境で写真撮った。



娘さんが英語喋れてありがたかった。とことん優しくしてくれた。
お父さんはことあるごとに、煙草吸いに行こうぜと誘ってくれた。
拓朗は初めての陸路国境だった。マイナーすぎる国境で。


その国での最後の思い出って1番思い出せるあれになるかもしれなかった。
ミャンマーもタイもラオスもカンボジアもベトナムも、思い出せば人に優しくしてもらった。

二連浩特のバスターミナルへ。
親子は最後まで助けてくれた。呼和浩特までの安いチケットを一緒に買ってくれて見送ってくれた。
最後はハグと握手をして別れた。
お父さんとは、煙草吸ってるところを警察に見つかったら罰金だぜの、首を切る仕草で別れた。
最後はお互いの煙草を交換して。

二連浩特から呼和浩特まではバスで95元。1600円。
1時間ぐらいだとネット情報にあったが、実際は6時間ぐらいらしい。
今夜発の西安行きに乗れるかどうかは分からなかった。
乗れなかったら、拓朗と呼和浩特に泊まるしかない。




バスではiPadでバラエティー見たりしていたら寝た。爆睡。
起きたら16時半。呼和浩特まではあと50km
1本目の西安行きは発車してしまった。



18時半、呼和浩特のバスターミナルへ到着。
ひとまず隣接する呼和浩特駅へ向かう。


呼和浩特から西安への寝台列車は4本あった。
1本はもう出てしまった。
1本は呼和浩特東発という、この駅ではなく違う場所発。
1本は西安南行きという、西安郊外行きだった。
残りは2120分発の最終だけ。




例のごとく、ノートに書いた列車番号と希望座席を書いたものを見せると無事にチケットは取れた。
俺は今夜最終の西安行き、2等寝台の中段。
西安までは13時間で246.5元。4200円。
拓朗は翌日の始発の上海南行き。上海までは25時間らしい。



二人ともチケットが取れたし、俺の発車まで時間があったので夕食へ。
駅近くの15元飯屋へ。



3種類のおかずと白飯で15元。湖南省で2度と行くかと思っていたけど、ここは美味しかった。

拓朗とは10日間一緒にいた。最後の夕食。

駅前まで拓朗に送ってもらった。
放浪も世界一周もバックパッカーも色々な種類の方がいる。
その中でも限りなく考え方とやり方が近い人。そういう人はあまり多くない。

お互い飽きたらすぐに帰ろう。
モンゴルの満天の星空の流れ星に笑いながらお願いしたように、ひとまず死なないように。
どこか西でまた会おう。ユーラシアの先か、他の大陸で。
最高の10日間だった。


呼和浩特駅もとても立派。






中国の夜行列車はやっぱり快適だった。
乗ってから1時間で睡眠薬飲んでたのもあってすぐに寝た。



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