18.5.25 157日目 中国 二連浩二→モンゴル ウランバートル

7時ぐらいに起きる。
本当に睡眠薬のおかげで夜行移動はグッスリ寝られる。
外は地平線まで荒野だった。



8時前に二連浩特のバスターミナルに到着。


ここから国境を越えて、モンゴルサイドの国境の町、ザミンウードに向かう。
行く方法はいくつかあるらしいが、中国のイミグレとモンゴルのイミグレの間の国境は絶対に車で通り過ぎないといけないらしい。

一番多いのが車をチャーターする方法らしいが、二連浩特からザミンウードまでの車をチャーターして乗り、中国イミグレを越えるとチャーターした車が待っていないとか、途中で降ろされるとか、国境越えたら運転手が変わり別料金だとか、詐欺的行為が多発しているらしい。
料金も様々でぼったくりも多いと。国境っぽい。


ただ調べている時に一人だけ、今いる二連浩特のバスターミナルからザミンウードまでをバスで行ったと書いている人がいた。
ただ本数は多くなく、満席とかでバスに乗れず、遅い時間にザミンウードに着いてしまうと、今夜の寝台列車のチケットが取れない可能性もあった

リスクを冒して、面倒くさい交渉をして、ザミンウードに早く着くか
バスで確実に行って、寝台列車のチケットがどうか

チャーターの客引きは山程いるので、ひとまずチケットカウンターに向かい、何時発があるか聞く。
すると3時間半後の11時半発があるという。
凄い微妙だけどバスで向かうことにする

ちなみにウランバートルまでもバスがあるか聞くと、それもあるらしい。
ウランバートルまでは180元。3000円。
寝台列車で行った方が1500円安い。

3時間半暇なので、バスターミナルのベンチで写真の整理をしたりして時間を潰し、10時過ぎにご飯へ。
バスターミナルの並びにあった定食屋で中国最後の食事。


水餃子。14元。240円。
北京と一緒でこのスタイルの水餃子。そしてここも獣臭かった


バスターミナルに戻りバスを待っていると日本人の4人組にあった。
モンゴルで学校の先生をしているらしい。ビザ延長で中国に来たらしい。
凄い。2週間ぶりに日本人に会った。

バスは時間通りに来た。
ザミンウードまでは1時間半ぐらいで40元。700円。
車チャーターするのと料金は変わらないけど、間違いないので。


中国は台湾を除けば1ヶ月ちょっといたことになる。
もちろん今までで1番長い時間いた国。
ただそれでも見られたのは超一部分だけだった。
香港、上海の有名都市は行っていないし、世界遺産もまだまだある。
広すぎる。
毎日驚くことがあるし、常識は通用しないし。
1ヶ月以上いても理解出来ないことの方が多いし。
腹立たしいことも、理不尽なことも山程あったが、心底優しい人も多かったし、助けてももらった。
地域にもよって変わるけどご飯も美味しかった。
なんだこれはとビックリする景色と建物ばかりだった。
楽しい1ヶ月だった。

10分ぐらいで中国のイミグレへ。
謎の虹


出国は何事もなく終わった。

再びバスに乗り、国境を越えてモンゴルサイドに向かう途中、建物の前で検問があった。
バスに警察が乗り込んできて、パスポートを出す。
検問は、中国サイドでもイミグレに入る前と、出た後で2回あったが問題無かった。

ただこの検問のモンゴルの警察官が厳しかった。
何度もパスポートの写真と顔を見比べる

パスポートには二枚写真がある。
メインの写真。6年前に作ったから若いし、髪が長い。
ミャンマービザの写真。髪が長くて髭もある。

しかし国境を越えるというのになぜか昨日髭を全部剃ってしまった
今は短髪で、髭も無く、眼鏡もかけていた

何度も見比べたあと一度パスポートを返してくれて終わったようにみえたが、再びバスに乗ってきて、お前だけ降りろと降ろされる
近くの上司らしき人の所に連れて行かれて、二人で何度も見られた

俺の口元を隠して目元だけ見たりして確認する。
色々聞かれるがモンゴル語だから分からない
5分ぐらい何度も確認され解放された。

モンゴルのイミグレへ。
中国に比べるとだいぶ簡素な建物。


入国審査はあっけなかったが、スタンプを最終ページに押された
なぜそういうことをする
無駄なページが増えていく。順番通り並ばないし

色々あったけど、ひとまず9ヶ国目のモンゴルに入国出来た。
再びバスに乗りザミンウード駅へ。


ひとまずATMへ行く。
モンゴルの通貨はトゥグルグ。Tgらしい。
100円=2198Tg
過去最高に計算しづらい

ひとまず6000000Tgぐらいおろしたかったが、ATMの一番大きな金額ボタンが50000Tg
さすがにこれは50000じゃなくて5000000のことだろうとなぜか変な早とちりをして50000Tg下ろす。

出てきたのは、10000Tg×5…
2000円ぐらい
2000円下ろすのに200円のATMの使用料取られた
馬鹿すぎる

再び駅に行く。ただチケット売り場が探しても見つからない。
回りの人に聞くと隣の綺麗な建物の中だった。



席の種類も値段もよく分からないので、電卓に他の人の記事に書いてあった値段を打ち込み見せる。

椅子席なら500円ぐらいのチケットがあったが、さすがにベッドの席の安い方を購入。
24800Tg1130円。
調べていたのより200円ぐらい高いけど、なぜかは分からない
ただそれでも安い。

英語もほとんど通じない。
中国も通じなかったが漢字があった。
ただモンゴル文字はまったく読めない。英語表記も無い。
建物や街の雰囲気も、景色も全然違う。


ザミンウードの線路は北京にも繋がっている。
ウランバートルの先はロシア。
週に一度は北京からモスクワまでの列車もあるっぽい。
この線路はシベリア鉄道の支線らしい。


駅の外に出て煙草吸っていたら、警察に怒られた
どうやら駅周辺は禁煙らしい。
駅前は禁煙の看板があったから離れた場所に来たのに、周辺もダメらしい
中国のノリが抜けてなかった

パスポートチェックされ、交番に連れて行かれる
煙草吸ったら25ドルの罰金らしい
交番でパスポートを詳しく見られ、謝っていたら罰金無しで解放してくれた。

列車発車まで4時間ぐらいあるので駅前のWi-Fiのあるレストランへ。
日記を書いたりして過ごし、そのまま早めの夕食。


ハンバーグ。7400Tg340円。高いのか安いのか分からない
美味しかったけど、オカズの量に比べてご飯が凄い少なかった
ご飯はそういう扱いなのか

1時間前に駅へ。
もうみんなホームで待っていた。

列車は30両編成ぐらいありそう。スゲェ。



30分前に中へ。



4人ベッドで、通路側には2人ベッド。1つのしきりに6ベッドある。
荷物を置く場所が多いので、中国のより高さも長さも狭い。

そして車内が暑い。空調が無い
回りの人も暑そう

列車は定刻に出発。
駅を出るとずっと地平線まで荒野の景色。ゴビ砂漠。


朝からだけど、この景色は生まれて初めて見た。
何も無いのにずっと見てられる。

30分に1度ぐらい駅に止まる。
駅といっても数軒の家があるだけの場所。


この荒野に、こういった数軒だけ家がある場所がたまにある。
日が沈むのが遅い。20時を回って暗くなった。

列車のトイレの前の窓際に座って、日記を書いたりして過ごす。

夜、就寝。



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