18.5.24 156日目 中国 北京→二連浩特

北京からモンゴルの首都ウランバートルへ移動する。

飛行機で飛ぶと3万円以上する。
北京からウランバートルへの国際列車もあるがこれも2万円以上する。しかも毎日走っているわけではないらしい。
そんな中、夜行バスと寝台列車を組み合わせて、23日で向かえば5000円以内に移動出来るという方法があるらしく、それで向かってみることにした。

まず北京から国境の町、二連浩特(エレンホト)まで夜行バスで向かう。
そこでバスに乗るか、ジープをチャーターして国境を越え、モンゴル側の国境の町、ザミンウードに向かう。
ザミンウードから寝台列車に乗り、ウランバートルへ向かう。
23日。たぶん40時間ぐらいかかる。

このルートは多くの日本人が行っているみたいだから大丈夫そうだけど、ネットで見る色々な人の記事によって、ちょこちょこ情報が違う。

まず北京発のバスターミナルが記事によって違う。2ヶ所ある。
なので昨夜宿の人に聞いてみた。すると片方の木樨園バスターミナルは今は閉まっているらしく、もう1つの六里橋バスターミナルから乗るのが正解らしい。

朝起きて、まず六里橋バスターミナルへ向かいチケットを買って、再び宿に戻り荷造りをして、夕方再びバスターミナルに行って乗ることにした。

7時に起きて朝食を食べて、8時過ぎに出発。
宿近くから地下鉄7号線に乗って、途中で9号線に乗り換えて、六里橋駅へ。
30分ぐらいで4元。80円ぐらい。

駅の目の前にある六里橋バスターミナルへ。



チケット売り場で二連浩特までのチケットが欲しいと言うと、無いと言われる。
満席なのかと思い、明日は?と聞くが無いらしい。
凄い冷たい態度の中、必死になんで?どうしたらいい?と聞いたら、どうもこのバスターミナルからでは無いらしい。

新友地バスターミナルみたいな名前のバスターミナルから出ると紙に書いてくれた。
ただどうやって行けばいいか分からない。
地下鉄でいうと何駅が近い?と路線図を見せるが、近くに地下鉄の駅は無いという
行くならタクシーらしい。ここからタクシーで40分だと

ただタクシーで40分と言っても、どの方角に40分か分からない。
宿に荷物があるため、逆方向に40分だと困る。
宿に一度戻り、荷造りしてから新友地に行くべきだと思った。
荷物を持って新友地バスターミナルまで行って、そこでもバスが無いとか満席とか言われたら悲しいけど
ここのチケット売り場の人の言うことを信じるしかない

というかチケット売り場の人も凄い冷たいし、終始中国語でバスが無いって言ってくるだけで、何度もしつこく質問すると、やっとしっかりした英語に切り替えて説明してきたんだけど、たまにいるこういう人は何なの。なぜ最初からNo Busって言ってくれないの
こっちはわざと最初にパスポート出して外国人アピールしてるのに、なぜずっと中国語でくるの

再び地下鉄に乗り、宿に戻る。
往復8元と、2時間無駄にしたが、ひとまず荷物を持って行かなくてよかった
荷物全て持ってウロウロする所だった。六里橋バスターミナルにバスが無いということだけ分かってよかった

宿に戻り、昨夜質問したスタッフとは別のスタッフに困っている状況を話した。
すぐに携帯で調べてくれた。


ただ中国のサイトでは、現在は北京から二連浩特までのバスは無いと出るらしい
チケット売り場の人が言っていることが本当かどうか怪しい
ひとまず新友地バスターミナルへはタクシーでしか行けないのか?どこにあるのかを聞くと、宿から南に7kmほど離れた場所にあるという。歩くのには遠い。
たしかに地下鉄の駅は近くには無いらしい。
ただ、地下鉄で広安門内駅まで行き、そこから路線バスの381番か676番に乗れば、新友地バスターミナルへ行けるらしい。
ひとまずチェックアウトして向かってみることにした。
ダメなら再び戻ってきて、もう一泊北京で過ごして違う手を考えるしかなかった。

荷造りして宿を出る。
5泊した宿。




初日、部屋に入ったときに20匹ぐらいゴキブリの死骸があった
全部掃除してもらったが、昨日ぐらいからまた部屋に数匹の死骸が転がっていた
部屋以外にもちょこちょこ死骸を見た

ただ生きている奴は見なかった
なぜ全て死骸なのか
考えたが、毎日やっている部屋のモップがけの水にけっこう洗剤が入っているのを見て、もしかしたら殺虫剤とか混ぜているのかな
どことなく毎日部屋が変な匂いしたし。最後まで色々分からないことだらけだった
それ以外はお湯が止まったりしたが、スタッフさんも色々助けてくれたし、Wi-Fiの調子もいいし、いい所だった。

バスターミナルへ向かう。
宿の前にいた、中国らしい犬。


再び地下鉄に乗って、広安門内駅へ。
15分で3元。50円。

駅前の分かりづらい場所にバス停があった。


たしかに新友地って書いてあるので乗る。
新友地までは20分ぐらいで2元。

新友地で降りると、目の前にバスターミナルがあった。


チケット売り場へ。


バスはあった
二連浩特行きは1810分発。値段は180元、3000円。
他の人のネット情報とも値段は一緒だった。出発のバスターミナルが最近変わったのか


出発まで5時間以上あるので、ひとまずご飯へ。
バスターミナルの中の定食屋は凄い高かったので、外に出て探すが見つからない
中国で外に出てご飯屋さんが無いとか初めてだった。

30分ぐらい歩いて諦めて戻っている途中で屋台があった。
中国で屋台も珍しかった。みんなが食べているやつが美味しそうだったので、それを注文した。



冷麺。6元、100円。
とても美味しかった。きし麺とコンニャク麺の真ん中ぐらい。初めて食べた感触だった。
そして格安。

バスターミナルへ戻り、あと4時間以上を何していいか分からず、ひとまず売店で水とアイスを買っていたら、後ろからおじさんに話しかけられた。
おじさんの後ろには制服を着たバスターミナルの職員もいた。
どうやらチケットを見せろ的なことを言われる。

チケットを渡すと、おじさんは俺のチケットを持ってついてこいと言う。
何がなんだか分からないけどついていく。

そのままセキュリティーゲートをくぐり改札に向かうと、おじさんは俺のチケットを切ってしまった。
バスの出発は1810分。今はまだ13時半
中国語で色々言われるが、何がなんだか分からない。

そのまま改札を抜けてついてこいと言う。
そこで、いや18時じゃないの?嫌だと言うが、いいから来いという。

俺のチケットの座席番号は1番だった。なので買った時点では客は俺しかいなかった。
18時までに今からお客も増えると思うので、今から出発の理由が分からなかった。

俺は夜行バスに乗りかった。今から二連浩特に向かっても着くのは夜中。それだと困る。
ベッドタイプのバスを買ったつもりなので、椅子の普通のバスも嫌だった。

ここで考えられる良いことは何も無かった。
下手すりゃ、ミニバンとかに乗せられるかもしれない。
ただバスターミナルのスタッフも同じ対応なのが分からない

いくら嫌だと言っても、ついてこいとしつこいし、従わないで乗れないのも嫌なので、ひとまずついていって車を見に行く。
すると北京→二連浩特と看板がついた、ちゃんとしたベッドタイプの大型バスだった。


乗れというのでひとまず乗る。
ただバスの中には他の乗客がいない。
俺だけ乗せて出発してしまった。

まったく意味が分からなかった。
俺しか客がいないにしても、まだ出発までは4時間以上ある。
このまま俺だ乗せて二連浩特まで行くのか…?

ひとまずバスにはちゃんと行き先が書いてあるので乗っているしかない。
もし深夜に着いてしまってもその時考えるしかない。

バスの車内は運転手のおじさんと俺だけ。
俺の席はバスの一番前。
入り口の上に設置されているベッド。
運転手はずっとスマホ見ながら片手で運転している。



バスはちょこちょこフラフラと蛇行する。
怖いし、何だこの状況と思っていたら寝てしまった。

1時間ぐらい寝て、暑くて起きる。
バスはどこかよく分からない所で止まっていた。
外に出るとバスはタイヤ交換をしていた


まったく完全に意味が分からない。
なぜ客の俺を乗せてタイヤ交換しているのかも分からないし、このバスはどこに向かっているのかも分からない。

だいたい俺がチケットを買って、そのままバスターミナルにいたからいいものを、チケットだけ買ってどこかに行っていたらどういうふうにするつもりだったんだろう

バスに乗っていてもエンジン切っていて暑いので、外でタイヤ交換を1時間ぐらい眺める。
地図を見ると、この場所は六里橋バスターミナルの裏だった
どういうことなのかますます分からなくなった。六里橋バスターミナルからは二連浩特
行きは出ないと言っていたのに、なぜこのバスはここにいるのか


また乗れと言われ出発。
するとバスターミナルの駐車場の入り口で客が二人乗ってくる
六里橋バスターミナルからは出ないんじゃないのか
この二人はどこでチケットを買って、なぜこんな場所から乗ってくるのか

乗り込んできた客と運転手で永遠と煙草を吸っていた。
それを上からずっと眺める。


また1時間ぐらい走ると、バスは広い駐車場に止まった。
ここでは多くの人が待っていた。
地図で場所を見ると、宿の人からは今は閉まっていると言われた木樨園バスターミナルの裏だった。

ここで何となく分かった。
木樨園バスターミナルは閉まっているのかもしれないけど、二連浩特行きはまだ裏の駐車場から出ていた。
六里橋バスターミナルはチケットが買えなかったけど、客を拾っていた。
どういうシステムなのかは分からないけど、各所で客を拾っていたっぽい。
最初バスは新友地バスターミナルにいて、俺がチケットを買ったから俺だけ乗せて各所回っていた。
俺以降に新友地からの客がいなければ、新友地に戻る必要も無い。
俺は4時間タイヤ交換と客拾いに付き合っていただけっぽい

ここでは1時間以上止まった。
車内はまた暑いので外で座って待つ。
どうやら積み込みの荷物待ちだった
1時間たって大量の荷物が届き積み込む。


回りの人が話す言葉が中国語じゃなくなった。
顔つきも変わった。
たぶん乗客のほとんどがモンゴル人。

バスの車体にはキリル文字が書かれていた。


荷物を積んで、18時過ぎに出発。
バスは満席になった。
客が俺だけだったら怖いなと思っていたが心配無かった。



高速道路で途中、外に見えた大量の電飾で飾り付けされた山
ただの山なのに
しかもけっこう大きな山


3時間ちょっと走って、22時ぐらいに夕食休憩。


中国も終わりなので、しばらく食べられなそうな麻婆豆腐。

15元。250円。美味しかった。

バスに再び乗り、睡眠薬を呑んでいたのですぐに寝た。



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